記事のアーカイブ

2015年08月03日 18:31

第1回 哲学の道 疎水生きもの調査 報告

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2015年08月03日 18:02

第1回 哲学の道 疎水生きもの調査

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2015年05月23日 17:17

~第2回(5月22日) 座談“無駄と無作為”~

5月22日(金)座談“無駄と無作為”第2回を開催しました。   今回のゲストは、建築家の中西義照さん。藤平寧さんのお宅を造られたこともあり、和気あいあいとした雰囲気の会となりました。   建築家と陶芸家のしごとは、対極にあるといえます。建築家は依頼者の要望によって建物を作るのに対して、陶芸家はそうではないからです。 したがって、中西さんのしごとには“無駄、無作為”は少ない。依頼者の希望や予算、そして法律的・社会的規制のなかで最大限良いしごとをするのだといいます。   藤平さんの場合は、用途としての良い物を作っているだけでは詰る。無駄な要

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2015年05月21日 12:47

~第1回(5月17日) 座談“無駄と無作為”~

●2015年5月17日午後2時~ 若王子倶楽部は5月17日、文人、田能村直人が哲学の道の一端に建てた蔵をサロンに約10数名の参加者が集い、藤平寧さんと一緒にゲストの高田公理さん(武庫川女子大学名誉教授 比較文化論)を招いて“無駄”と“無作為”をテーマに座談を催しました。 陶芸家の父、藤平伸氏の影響を受けながらも自然体で作陶を続けて26年。同倶楽部のギャラリーで開いている展覧会「藤平寧の世界~無作為のあそび~」の関連企画として行ったものです。 作品は無駄というよりは、遊び心で無心に手びねりで生み出された、あるがままの作品は見る人に不思議さ、面白さなどが感じられ、癒されるという印象を受けた人が多か

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2014年11月26日 18:43

齋藤 煌華(昭雄)氏 伝統派 日本画家

若王子神社を後にして、その日の午後3時に南画家、田(た)能村(のうむら)直人(ちょくにゅう)の蔵を拠点にする若王子倶楽部左右の応接室で近くに画房を構える齋藤煌華氏にお目にかかりました。名刺を見ますと、肩書きに「伝統派 日本画家」とありました。 「今では伝統派を守っているのは知っている限り私ぐらいになりました。」と。   齋藤煌華氏の画家になるまでの小史を簡単に振り返ってもらいました。 ―昭和5年、京都府木津町に生まれた。父親が旧満州国の満鉄の社員だったため、一家は牡丹江市に在住。そこで青少年時代を送った。戦時下の当時、学生は軍需工場に駆り出され多難な学生生活を終戦まで余儀なくされたのである。

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2014年11月15日 17:56

トークイベント「カタツムリがこんなに面白い」

11月15日(土)13:00~14:30 会場: 法然院   第1部 陸産貝類のおもしろ基礎知識      高田良二氏 (西宮市貝類館学芸員日本貝類学会会員。阪神貝類談話会副会長。兵庫生物学会会員。他)     カタツムリは 革造形作家の河野甲氏の展示会「獣貝草虫の博物誌~河野甲の革造形の世界~」が若王子倶楽部左右および法然院で開催されたのを機に、西宮市貝類館学芸員の高田良二氏とのトークイベントを実施した。 「カタツムリ」は日常語として日本人にはなじみ深い。同じ仲間のナメクジは気色悪いが、貝をつけているカタツムリはかわいというのが一般の人の印象だ

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2014年11月11日 21:32

河野甲さんと行く!哲学の道~若王子倶楽部左右~法然院

【獣貝草虫の博物誌~河野甲 革造形の世界~】 10日から法然院会場の展示もはじまりました。 若王子倶楽部・左右会場と、法然院・南書院会場をつなぐいきものマップができました。  若王子倶楽部左右の庭にはいろんなマイマイ、女郎蜘蛛やヤモリ。 そして樹齢250年を超える木々に囲まれ、梟やムササビ、イタチや猿、猪など多くのいきものが暮らす法然院。 左右と法然院をつなぐ哲学の道をいきものたちを探しながら散策してみてください。   河野 甲 / kono ko 1956年 愛媛県宇和島市生まれ 1977年 京都嵯峨短期大学...

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2014年10月28日 16:47

木下栄造氏(著述業、大学名誉教授)

銀閣寺の近く疏水の縁(へり)に木下さんの邸宅はあります。築百年近くの木造家屋は閑静なたたずまいに溶け込んでいました。部屋には日本画家であった父君の画家仲間の上村松園ら花の寄せ絵の掛け軸が床の間に掛けられ、初秋の和らいだ陽が差し込み簡素な雰囲気に華やかさを添えていました。 木下さんは「性科学、セクソロジー、ジェンダー」の分野の研究者で、ドーンセンター情報ライブラリー(大阪)に長年の研究成果(データベース)が収められています。お伺いした日には、ジャナーリスト、コラムニストとして活躍されている奥さまの明美さんも同席してお話を聞かせていただきました。 「京都は鴨川の西(町衆)と東(農民)でまったく文化

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2014年10月22日 09:38

法然院

法然院の梶田(かじた)真(しん)章(しょう)貫主(58)を9月5日午前11時に訪ねました。この日は秋風を感じるすがすがしい日和で、平日のこの時間には観光客の姿も見ませんでした。 法然院は宗派の組織に属さない単立の宗教法人で、檀信徒によって維持されている仏教寺院です。このあたりは鹿ケ谷(ししがたに)という地名ですが、鎌倉時代のはじめ法然が念仏読経を唱えた旧跡で、今も専修念仏の修行道場としてその精神は325年余りにわたり受け継がれています。 境内の墓所には学者や文人墨客のお墓が多いのです。マルクス経済学者の河上肇、哲学者の九鬼周造、東洋史学者の内藤湖南、作家の谷崎潤一郎、歌人の川田順、画家の福田平

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2014年10月16日 13:07

“いのち”“生きる”を考える◆第2部 鼎談

中村 桂子氏(JT生命誌研究館館長) 梶田 真章氏(法然院31代貫主) 足立 康庸氏(蒔絵師)   梶田真章師(法然院31代貫主)    長谷川さんとは長いお付き合いです。最近は「哲学の道」にこだわっておられます。また中村桂子さんとは20年以上、お付き合いさせていただいています。蒔絵師の足立康庸さんとは本日が初対面です。本日の鼎談は足立さんとそのなかまの作品展示会のオープニングがご縁ですので、まず足立康庸さんにお聞きしたいのですが、これま でどう生きて、何にこだわってこられたのか、また作品に自然の中のいきものや昆虫類

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